カメラが編集ソフトに合わせるという動き

先日のエントリーで触れたビクターのGY-HM100は、AppleのFinal Cut Proで直接扱える形で収録できることが大きな特徴ですが、これは注目すべきだと思います。

これまでは新しい記録方式のカメラが現れるたびにFinal Cut ProやEDIUSなど編集ソフト側がそれらに対応してきましたが、GY-HM100はその逆をやったことになります。

この流れが進めば、今度は「CanopusHQコーデックで記録するカメラ」なんてのが登場することもあるかもしれません。PC用にはCanopusHQのリアルタイムハードウェアエンコーダがすでにあるので、技術的には可能だと思われます。

謎のProHDカムコーダはQuickTimeカメラだった

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こちらのページでもレポートされている、日本ビクターのカムコーダが「GY-HM100」として正式発表されました。

InterBEE 2008の展示では記録方式などは一切案内されておらず、謎のカメラとして来場者の目を引いていましたが、今回の発表によればQuickTime形式(コーデックとしてはMPEG-2)で撮影できるそうです。

ソニーのXDCAM EXとパナソニックのAVCHDの隙間を狙った製品といえそうです。

また、大きさなどを考えると、これまでほとんど競合機がなかった(ゆえにいまだに現行機種である)ソニーのHVR-A1Jにガチで勝負を挑むことになりそうです。