CEATEC、そして裏話を少々。

ERBテレビでは2005年からお届けしているCEATEC JAPANリポート。
こちらの映像は昨年(2009年)のものです。

PanasonicのHDC-SD7という機材で1080/59.97iで撮影したものです。

さてここで、裏話を少々。

今世間では「ビズインターナショナル」社をめぐる、仮想空間の投資詐欺事件が話題になっていますが、この事件で関係先として名前があがっている、「フレパー・ネットワークス」社もこのCEATEC JAPAN 2009に出展していたのです。

しかし、展示内容が乏しく(パンフレットの配布やパネル掲示だけだったように思います)、何を出展しているのかよく分からないブースだったにもかかわらず、非常にハデで、写真にあるように、ブース内にはステージが2つあり、そこで派手なダンスパフォーマンスが繰り広げられていました。

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一方で、(ダンサーらではなく)ブースの看板(協賛企業のロゴなどがずらりと表示されていた)の写真撮影をしようとしたところ、黒ずくめのスーツのお兄さんが飛んできて、写真を撮らないように求めてきました。

ブースの内容や係員の態度からして、一見して「怪しい」な、というのが率直な印象でした。

結局、収録した映像もリポートでは使われずボツになったのですが、せっかくなので掲載しておきます。

▼リポートでは使われなかったボツ映像。

こちらも、856×480ピクセルです。

【参考】当時の報道
ケータイWatch 【CEATEC JAPAN 2009】フレパー・ネットワークス、携帯展示は報道陣もシャットアウト

rplsTOOLで日付を設定するときの注意点【訂正】

rplsTOOL(*)というツールを使うと、BDAVオーサリングツールで出力したプレイリストファイル(.rpls)を編集することができます。

しかし、TMPGEnc MPEG Editor3など一部のソフトで生成した.rplsファイルに、このツールで日付情報を設定したものを書き込んでBDAVディスクを作成すると、再生時にちょっとした問題が起こります。

例えば、PlayStation3(PS3)で再生すると、rplsTOOLで設定した日時の9時間後の日時が表示されます。一方、筆者が試した限りではパナソニックやシャープのレコーダーではrplsTOOLで設定したとおりの日時が表示されます。

これは、TMPGEnc MPEG Editor3など一部のソフトがタイムゾーン(グリニッジ標準時との時差)情報を正しく設定していないことによります。つまり、PS3では.rplsファイルのタイムゾーン情報を規格どおり処理するため、.rplsファイルに記述されている日時をグリニッジ標準時として認識し、PS3本体に設定されているタイムゾーン情報(日本であればGMT+9)にもとづいて、9時間のオフセットを加えた時刻を表示する一方、パナソニックやシャープのレコーダーではタイムゾーン情報を無視してそのまま表示しているわけです。

この問題を回避するためには、rplsTOOLで処理した後の.rplsファイルの先頭から49バイト目を、バイナリファイルエディタ等を用いて「00h」から「12h」(10進数では18)に書き換えます。これにより、このプレイリストのタイムゾーンがGMT+9であると認識され、どのプレーヤー・レコーダーでも同じ日時が表示されるようになります。

余談ですが、「.rpls」という拡張子は「Real Play LiSt」の略なんですね。また、規格上は「.vpls」(Virtual Play LiSt)というファイルもあるそうです。私は見たことないですが。

(*) ysk.orz.hm/BD/rplsTOOL , ysk.orz.hm/ISDB/rplsTOOL など

参考文献:

情報処理装置および情報処理方法、プログラム、データ構造、並びに、プログラム格納媒体 – 特開2008-252741 j-tokkyo
http://www.j-tokkyo.com/2008/H04N/JP2008-252741.shtml
http://www.j-tokkyo.com/2008pdf/A_2008-252741.pdf

記録媒体 – 特開2009-135944(P2009-135944A) j-tokkyo
http://www.j-tokkyo.com/2009/H04N/JP2009-135944.shtml
http://www.j-tokkyo.com/2009pdf/A_2009-135944.pdf

【訂正】 初出(http://weblog1.cocolog-nifty.com/weblog/2010/05/rplstool-c6f9.html)時、rplsTOOLの処理に問題があるような記述になっておりましたが、rplsTOOLは.rplsファイルにもともと書き込まれているタイムゾーン情報をそのまま維持します。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。

カメラが編集ソフトに合わせるという動き

先日のエントリーで触れたビクターのGY-HM100は、AppleのFinal Cut Proで直接扱える形で収録できることが大きな特徴ですが、これは注目すべきだと思います。

これまでは新しい記録方式のカメラが現れるたびにFinal Cut ProやEDIUSなど編集ソフト側がそれらに対応してきましたが、GY-HM100はその逆をやったことになります。

この流れが進めば、今度は「CanopusHQコーデックで記録するカメラ」なんてのが登場することもあるかもしれません。PC用にはCanopusHQのリアルタイムハードウェアエンコーダがすでにあるので、技術的には可能だと思われます。

謎のProHDカムコーダはQuickTimeカメラだった

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こちらのページでもレポートされている、日本ビクターのカムコーダが「GY-HM100」として正式発表されました。

InterBEE 2008の展示では記録方式などは一切案内されておらず、謎のカメラとして来場者の目を引いていましたが、今回の発表によればQuickTime形式(コーデックとしてはMPEG-2)で撮影できるそうです。

ソニーのXDCAM EXとパナソニックのAVCHDの隙間を狙った製品といえそうです。

また、大きさなどを考えると、これまでほとんど競合機がなかった(ゆえにいまだに現行機種である)ソニーのHVR-A1Jにガチで勝負を挑むことになりそうです。

Inter BEE 2008〜InterBEEでも「ジャパンパッシング」?

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今年も幕張メッセではInterBEE 2008(国際放送機器展)が行われました。

主催者側の発表によると、来場者数は過去最高だったそうです。

しかし、その内訳を見ると、国内からの来場者数は増えているものの、外国からの入場者数は前年を大幅に下回っています。

 2007年2008年前年比
国内34,69435,118424
国外943597-346
合計35,63735,71578

放送機器業界においても、日本のプレゼンスが低下し、「ジャパンパッシング(日本飛ばし)」が進んでいるのでしょうか。

泥棒テロッパ開発中

BSデジタル放送の一部の番組で流れる、著作権に関する注意を促す字幕、通称「泥棒テロップ」をPCで簡単に再現するデスクトップアクセサリを開発中です。

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これはそのベータ版の画面です。

文言やフォント、スクロール速度などの自由に調整できるようにする予定です。

完成したら、ここや放送センターでも配布予定です。

【追記】こちらで配布しています。

Inter BEE 2007

今年もInter BEE(国際放送機器展)の季節になりました。

もはやHDは当たり前、といったところで、いかに撮影から編集、送出、アーカイブにいたるワークフローを効率化するかということが大きなテーマとなってきているようでした。

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